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7回連続で掲載した6414−PCL86シングルも、今回が最終回です。
6414−PCL86(五極部のみ使用)シングルアンプは、
低内部抵抗のカスコード管やコンピューター管で、PCL86の五極部をドライブしよう!
というのが
コンセプトでしたけど、それじゃあ実際に、
6414でドライブした効果はどうなのか?という事を書きたいと思います。
それにはまず、12AX7でドライブした場合の
出力インピーダンスと、
PCL86を三結にした場合の
入力容量を調べなければなりません。。。(汗
初段の出力インピーダンスと、高域カットオフ周波数の計算式は、
書籍『情熱の真空管』の、
P.342に書いてあります。
(Zo)= (rp×RL)/(rp+RL)
f4(kHz)=159000/[Zo(kΩ)×Cinput(pF)]
さらに、
PCL86五極部を三結にした場合の入力容量は、
ぺるけ氏のHPによると
90pF位らしいです。
[URL]
あと、上記のぺるけ氏のサイトには、12AX7でドライブした場合の
高域カットオフの値も書いてあるので、それを参照させて頂きます。
12AX7でドライブした場合 → 約40 KHz (−3dB)
さて、6414でドライブした場合ですけど、
6414での内部抵抗 → 18KΩ
負荷27KΩで、次段グリッド抵抗470KΩの場合の、
合成交流負荷 → 25.5KΩ
ですから、上記の出力インピーダンス算出式に代入すると、
(Zo)=(18×25.5)/(18+25.5)=10.6KΩ
6414で負荷27KΩの場合の出力インピーダンス → 10.6KΩ
従って、高域カットオフ周波数f4(kHz)は、
f4(kHz)=159000/[10.6(kΩ)×90(pF)]=167kHz
6414でドライブした場合 → 167 KHz (−3dB)
となります。
40kHzが167kHzですので、4倍になったというところでしょうか?
単純に考えれば、
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