6414-PCL86ロードラインの引き方(5)
2011-04-13


6414−PCL86アンプの製作工程を、簡単にご紹介します。

真空管アンプの製作には、私はいつもタカチのYMS-200シャーシを使用しています。
ステンレス鏡面仕上げで、フィギュアを飾るとカッコイイですし、なんといっても安価なのが良いです。(2,500円くらい?)

けれども、加工の難易度はもの凄く高いです。
とても初心者には、オススメできません。。。(汗

特に、今回のアンプは、春日製KmB-90F伏せ形トランスを使用する予定でしたので、四角穴を開けなければなりませんでした。

ステンレスに四角穴が開けられるのか判らなかったですけど、
とりあえずチャレンジしてみました。


まずは、秘密兵器を製作しました。

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楽天市場で鉄パイプのカット材を購入して、ハンドニブラーの取手の長さを延長します。
これでかなり力が入ります。


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ステンレスは、とてもとても固いのですが、
ガジガジとひたすら囓っていきます。

これはもう、技術以前に、根性あるのみです。

ちなみに、ハンドニブラーで四角穴を開ける時は、
あらかじめ四隅に、隅R半径の穴を開けておきます。
ハンドニブラーで、その穴同士を繋げていくような感じでしょうか?
従って、完成した時の仕上がりは、隅部にRが付く事になります。



完成すれば!の話ですけど。。。(汗


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半分も加工しないうちに、刃が折れました。。。(汗

その後、刃を交換したのですけど、さっぱりダメでした。
ハンドニブラーの内部機構が変形して加工できなくなりました。
つまり、ハンドニブラーが壊れました。。。(汗

仕方ないので、金属機械加工業者をネットで捜して、
ステンレスの四角穴加工をしてもらう事に決定。

実際に、加工業者に出向いて加工方法を打ち合わせしました。

もうすでに四隅に穴が開いているので、現物合わせで四箇所の穴をフライス加工で繋げて四角穴を開けてもらう事になりました。


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仕上がりは、さすがプロの仕事です。
かなり綺麗に四角穴が開きました!



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