今回は、初段6DJ8のロードラインの設計です。
【初段】の設計
初段設計の際は、以下の制約があります。
a.デカップリング時定数は、段間の時定数よりも、充分大きいのが
望ましい。
NFB量が−6dB以下でしたら、とりあえず、
デカップリング抵抗
10KΩくらい、コンデンサ−が
33〜47μFなら
時定数は、
0.33〜0.47で段間の時定数の10倍ほどになります
ので、このあたりの常識的な数値なら問題ないのでは?。。。(汗
b.負荷抵抗は、真空管の内部抵抗よりも大きくなければならない。
c.バイアス−1V以下は、初速度電流領域なので使用しない。
負荷抵抗は6R−HH2−PCL86アンプの時と同様に
27KΩを想定しています。
このあたりの詳細については、過去記事をご参照下さい。
[URL]
ロードラインの引き方についても上記の記事中で詳しく説明しております。ロードラインの引き方がよく分からない方も、ご参照ください。
そんな訳ですので、
27KΩ1Wで、ワッテージのディレーティングを
6倍確保すると考えると、流せる電流は
2〜2.5mA位です。
初段電流が
2mAくらいで、デカップリング抵抗を
10KΩ前後にすると、
デカップリングでの電圧降下は、おおよそ
20Vくらいです。
B電圧が、
173.1Vですから、
173.1V−20V=
153.1V
つまり、初段供給電圧(Ebb)が153.1Vですから、
ロードラインの起点は、初段供給電圧(Ebb)からバイアス分(2Vくらい?)を差し引いた、151.1Vのあたり
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