6N3PE-6P15PEVシングル真空管アンプ(3)
2011-12-07


引き続き、6N3PE−6P15PEVシングルアンプの設計です。

今回は、回路のゲイン配分最大出力を確認します。

これを実施しておかないとNFBを掛けたら出力段バイアスをフルスイングできなくなった!という事が起こりがちです。
私自身、何度も経験しました。。。(汗



さて、初段の動作条件は、

プレート電圧125V、プレート電流2.5mA、バイアス−2.5V、
負荷抵抗27KΩ、カソード抵抗1KΩ、デカップリング抵抗15
KΩ

でしたので、とりあえず、グラフが読みやすいように、初段を±1Vスイングさせると、基準のバイアス−2.5Vを中心にして24.8KΩロードライン上の、バイアス−1.5Vから−3.5Vまでスイングします。


禺画像]


その時の、電圧の変化量は、

ゼロバイアス側 → 125V−102V=23V
カットオフ側   → 144V−125V=19V

特性曲線の右下のバイアスの間隔が詰まっているので、
カットオフ側【19V側】は、どん詰まりになって、
このように歪む訳です。(←二次歪みの発生)

シングル二段増幅は、初段と出力段の位相が逆になるので、このどん詰まりの【19V側】は、出力段のゼロバイアス側をスイングする事になります。(←コレ重要)


出力段のバイアスは、−7.3Vですので、
7.3Vを19Vで、割ると、7.3÷19V=0.384


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