6N3PE-6P15PEVシングル真空管アンプ(2)
2011-12-04


今回は、初段6N3P-Eのロードラインの設計です。


【初段】の設計

 初段設計の際は、以下の制約があります。

 a.デカップリング時定数は、段間の時定数よりも、充分大きいのが
   望ましい。

       NFB量が-6dB以下でしたら、とりあえず、
   デカップリング抵抗10KΩくらい、コンデンサ-が33~47μFなら
   時定数は、0.33~0.47で段間の時定数の10倍ほどになります
   ので、このあたりの常識的な数値なら問題ないのでは?。。。(汗

 b.負荷抵抗は、真空管の内部抵抗よりも大きくなければならない。
   
 c.バイアス-1V以下は、初速度電流領域なので使用しない。



初段のロードラインの検討には、6N3P特性図を使用します。
[URL]


以前に製作した6BQ7-6CH6アンプの初段6BQ7の動作条件と同じ定数にして、ピンアサインを6BQ7系にすれば、おそらく6R-HH26DJ8も使用できると思います。
[URL]


6BQ7-6CH6アンプの初段6BQ7と同じ定数にした6N3P動作条件
[画像]


今回は、出力段との二次歪み打ち消しを行うために、ほんのちょっとバイアスを深く設定しました。

バイアスを深くした6N3P動作条件(↓)
[画像]

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