今回は、初段6N3P-Eのロードラインの設計です。
【初段】の設計
初段設計の際は、以下の制約があります。
a.デカップリング時定数は、段間の時定数よりも、充分大きいのが
望ましい。
NFB量が-6dB以下でしたら、とりあえず、
デカップリング抵抗
10KΩくらい、コンデンサ-が
33~47μFなら
時定数は、
0.33~0.47で段間の時定数の10倍ほどになります
ので、このあたりの常識的な数値なら問題ないのでは?。。。(汗
b.負荷抵抗は、真空管の内部抵抗よりも大きくなければならない。
c.バイアス-1V以下は、初速度電流領域なので使用しない。
初段のロードラインの検討には、
6N3P特性図を使用します。
[URL]
以前に製作した6BQ7-6CH6アンプの
初段6BQ7の動作条件と同じ定数にして、
ピンアサインを6BQ7系にすれば、おそらく
6R-HH2や
6DJ8も使用できると思います。
[URL]
6BQ7-6CH6アンプの初段
6BQ7と同じ定数にした
6N3P動作条件
今回は、出力段との二次歪み打ち消しを行うために、ほんのちょっとバイアスを深く設定しました。
バイアスを深くした6N3P動作条件(↓)
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