引き続き、真空管アンプ総括2009年版の後編です。
2009年7月は、YAHAヘッドフォンアンプとD級アンプを組み合わせたアンプを製作しました。
ちょうどこの頃、秋月からD級1Wアンプ・キットが発売されました。
それでその秋月D級アンプキットを、YAHAヘッドフォンアンプのボルテージ・フォロワの代わりにしたアンプを製作しました。
真空管部分は、
6AK5(T)です。
YAHAヘッドフォンアンプ回路定数そのままを踏襲して、
負荷抵抗47K、
グリッド抵抗1MΩです。
なお、上掲載の写真にはヘッドフォン端子が付いていますけど、その後すぐに取り外す事になりました。
ヘッドフォン出力は発振気味でダメでした。
原因は、カップリングでヘッドフォン出力を取り出そうとした(※注)のですけど、よく考えてみれば、時定数回路が3箇所になってしまう(!)ので発振するのは当たり前です。。。(汗
※注
ヘッドフォン出力は、カップリングで取り出します。
http://www.tristate.ne.jp/digitalamp01.htm
そうしますと、D級アンプ内の時定数回路は
入力カップリングと合わせて2箇所です。
YAHAアンプは、回路の性質上どうしても
入力カップリングが必須なので、YAHAを追加した場合のアンプ全体の時定数回路の総数は
3箇所以上になってしまいます。
最近、ラックス製D級アンプ基板LXA-OT1と、他の回路を組み合わせる話をチラホラ聞きますけど、市販基板には通常すでに
入力カップリングが入っているハズなので
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