0.51倍されたと想像すると。。。
出力段のゼロバイアス側は、51V×0.51 = 26V
出力段のカットオフ側は、 54V×0.51 = 27.5V
となって、初段をワザと歪ませると、出力段のバイアスを、カットオフ側に−27.5V。
つまり、1.5V分を余計に、オーバー・スイングしてくれる訳です。
カットオフ側のバイアスは、
26V+27.5V=53.5Vまで振り込むので、
およそバイアスを−54Vまでスイングさせたとすると。。。
ゼロバイアス側のプレート電圧変化量ΔEpは、
195V−98V =
97V です。
それに対して、
カットオフ側のプレート電圧変化量ΔEpは、
通常時 → 268V−195V =
73V
オーバースイング時 → 271V−195V =
76V
また、通常の最大出力は、
268V-98V=170V
170V÷2√2=60.1V
60.1^2÷7000Ω=0.52W
計算上の出力は、
0.52W ですけど、
オーパースイング時の最大出力は、
271V-98V=173V
173V÷2√2=61.2V
61.2^2÷7000Ω=0.53W
と、なって、
出力段の歪みと出力が、ほんのちょっと改善されて、
最大出力は、
0.53W となります。
最初に仮定した初段入力電圧の、
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