FETハイブリッドμフォロワ・ヘッドフォンアンプ(9)
2012-02-03


『 出力トランスの音が好きだから、アウトプット部分にクラーフ結合みたいな感じで出力トランスを追加したいなー 』
みたいな事を、なにげにポロッと言ったところ。。。

『 絶好のトランスあるよ 』
『 えっ? 』
『 ラップジョイント・コアのKA−7520 』
『 ええっ!? 』
『 ギャップないから直流まったく流せないけど 』

今月発売のラジオ技術に掲載予定の記事中で、島氏が使用したトランスらしいです。。。(汗


禺画像]


一次インダクタンスが、25Hもあります!
型番末尾の『R』は、ラップジョイントのRです。


OUT41-357の中・高音の音が好きな私としましては、一次インダクタンスが増えて低音の量感がアップすれば、もう最強トランスなのでは!?
とか思いましたので、とりあえず試作品を購入させていただきました。


ブログに書いて良いの?と聞いたらオッケーでしたので、量産品の手配はもう既に完了している様子でした。
今月15日のラジオ技術の発売に合わせて発売されると思います。


そんな訳で、ハイブリッドμフォロワ・ヘッドフォンアンプに出力トランスを追加しようと思ったのですけど、秋葉原からの帰りの電車の中でハタと気がつきました。

出力トランス追加すると、アンプ内の時定数回路が3つになってしまうのでダメじゃん!


真空管アンプを設計する際の大事なお約束(?)として、
『 アンプ内の時定数回路は2箇所以下。 』
という大原則があります。


6SN7-6SN7-2A3シングル等のアンプで、初段6SN7とドライバー6SN7の段間が直結になっているのは、アンプ内の時定数回路を2個以下にする為です。
出力トランスも時定数回路として勘定するので、通常カップリングは一箇所しか使用できません。なお、カソードのパスコンとデカップリングは勘定には入りません。


ハイブリッドμフォロワ・ヘッドフォンアンプは、時定数回路が

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